生まれてこられなかった赤ちゃんへの歌「お空に帰っていった君へ」を作った理由。

妻、子どもへの歌

 

数年前、天国から地獄へと落ちるような辛く苦しい出来事がありました

 

長男が生まれてから、3年後の話。

 

「長男にきょうだいができたら楽しいだろうな」と

夫婦でそう話していた頃に、妊娠が発覚

 

「本当に赤ちゃんが来てくれた!!」、と

夢が現実になることに、夫婦でワクワクする日々でした。

 

は妻のお腹にいるときから、

なんとなく赤ちゃんが女の子のような気がしていて、

ずっと「アイちゃん」と呼んでいました。

 

 

と妻と長男、そこにアイちゃんが加わって、

家族4人で迎える幸せな生活が待っているはずが・・・・。

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ある日、アイちゃんは、お空に帰っていってしまったのです。

 

目の前は真っ暗になりました。

どん底に突き落とされるというのは

まさに、こういうことをいうのでしょう。

 

アイちゃんがお空に帰っていった夜、

妻と二人でずっと泣いていました。

 

 

長男が無事に生まれてきたこともあり、

「アイちゃんも普通に生まれてくる」

安心しすぎていたのかもしれません。

 

「アイちゃん、ごめんね・・・・・・」

 

「アイちゃん、ごめんね・・・・」

アイちゃんはさみしがっていたのかもしれない

 

 

「ごめんね・・・・」

 

もっとアイちゃんに声をかけてあげればよかった・・・・

 

 

「ごめんね・・・・」

 

もしかしたらアイちゃんは助けを求めていたのに、気付いてあげられなかったのかもしれない

 

 

「ごめんね・・・・」

 

もっとアイちゃんのことを気にかけていればよかった・・

 

 

「ごめんね・・・・」

 

夫婦ケンカが多かったから、お腹のなかで苦しんでいたのかもしれない

 

 

「ごめんね・・・・」

 

妻とケンカせずにもっと赤ちゃんのことをいたわってあげればよかった・・・・・

 

 

「ごめんね・・・・」

 

本当は生まれてこれたのかもしれないのに・・・・

 

 

「ごめんね・・・・」

 

もっとアイちゃんのことを考えてあげていたらよかった・・・

 

 

「ごめんね・・・・」

 

「ごめんね・・・・」

 

「ごめんね・・・・」

 

「ごめんね・・・・」

 

「ごめんね・・・・」

 

何回、「ごめんね」を言ったことでしょう。

 

 

けれども、いくら「ごめんね」を言っても気持ちは

苦しくなる一方で、心は深い闇の中へどんどん堕ちていきました。

 

 

しかし・・・・・・・・・・・。

 

心身ともにどん底まで堕ちた時、ふと、ある思いが浮かんできました。

「ごめんね」を言い続けられている、

お空のアイちゃんは果たして喜んでいるだろうか・・・・?

 

 

「きっと会えなくて辛いのはアイちゃんも一緒のはず

 

 

それなのに、さらに私たちから

ごめんね”を言い続けられていたら、

喜ぶどころか、きっと苦しんでしまう

 

 

アイちゃんも”生まれてこられなくてごめんね”って

言っているかもしれないのに

 

 

もうこれ以上、アイちゃんを悲しませたくない!!

アイちゃんを喜ばせたい!!」

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そこで、私は『ごめんね』ではなく、『ありがとう』を伝えようと決めたのです。

 

さっそく私は、

お空のアイちゃんへの手紙を書き、メロディをつけて

 

 

「お空に帰っていった君へ」という曲を作り

 

 

次の日の夜、妻の側で

お空のアイちゃんに向けてこの歌を歌いました。

 

 

「アイちゃん、ありがとう・・・・・・・」

 

 

「アイちゃんのこと、ずっと忘れない・・・・・・・・・」

 

 

そして、

「また会おう・・・・・・・・・・・」

 

 

そんな思いを込めて・・・・。

アイちゃんのために、そして〇〇のために・・。

生まれてこられなかったアイちゃんに

「ありがとう」を伝えたい。

 

 

そんな理由から「お空に帰っていった君へ」

という曲を作ったのですが、

実はもうひとつの理由がありました。

 

 

それは、

 

 

 

 

 

『妻のために』です。

 

 

 

 

 

アイちゃんがお空に帰っていったあの日から、

妻の笑顔はずっとなくなっていました。

 

 

精神的にも身体的にも、

一番辛く苦しかったのは何と言っても妻です。

 

 

その辛さはなんかには計り知れません。

辛すぎて気持ちがいっぱいいっぱいで

平静を保つことがやっとの妻。

 

きっと、以上に妻は

自分を責め続けていたのだと思います。

 

妻の言葉にならない思いもお空の赤ちゃんへ

「そんな妻の言葉にならない思いも

一緒に赤ちゃんへ届けることで、

妻の辛い思いを少しでも軽くしてあげたい。

 

 

だからこそ、私はアイちゃんだけでなく、

妻の側でこの歌を歌うことにしたのです

 

 

が歌い始めると、妻は泣きはじめました

 

アイちゃんがお空に帰っていってから、

涙を見せずに、気丈にふるまっていた妻ですが、

きっと抑えていた感情があふれ出してきたのでしょう

 

 

歌い終えた後、

お互いにこれまでの辛かったことや、

嬉しかったこと話し、最後に夫婦で

お空のアイちゃんに向かってこう伝えました

 

 

「アイちゃん、ありがとう・・・・・・・・・・・・」

 

 

次の日から、

妻の顔に少しずつですが、

笑顔が見られるようになりました

 

 

 

もちろん辛かった気持ちがなくなるわけでもないし、

忘れられるわけでもありません。

 

 

それでも、歌がきっかけとなり、2人で少しずつ前を向いて進めるように

なったのだと思います。

 

 

流産の意味、理由よりも大事なこと

アイちゃんがお空に帰っていった後、

 

 

「なんでこんなことになったのか?」

「この出来事にどんな意味があるのか?」

 

 

その意味や理由を何度も何度も考えましたが、

わかりませんでした。

 

 

でも、1つ決めたことがあります。

 

 

 

それは、

「この出来事を悲しいままで終わらせないこと」。

 

 

 

僕たちが泣いてばかりいたら、

お空の赤ちゃんもきっと泣いてしまうでしょう。

 

 

 

だから、どん底に堕ちた後はどん底にずっといるんじゃなくて、

たとえ、ほんの少しでもいいから、前を向いて生きていくことにしました。

 

 

そうしていれば、

もしかしたら、また会えるかもしれない。

 

 

 

だって僕たちは、お空の赤ちゃんに、

「サヨナラ」じゃなく「またね」って言ったのですから。

 

 

だから

「これで終わりじゃない。」

 

 

そう信じています。

 

 

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コメント

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