子どもの嘘について話していて、
その人はこんな風に言っていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「子どもの嘘は後天的なもの。
親の抑圧的な教育が嘘つきをつくる。
例えば『こうしなかったら、ご飯あげないよ』など。
親の望む通りにならないと罰がある。
そうなると嘘をついて満たすしかなくなる。
相手が期待することをすることが当たり前になっていく
ただ、それを心から信じ込まないといけないから、
それを真実だと信じ込んじゃう。
だから嘘つきには嘘をついている自覚がない。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑ 活字にするとニュアンスが伝わりにくいのですが、
だいたいこんな感じでした。
目の前の痛みから逃げるために嘘をつくのは、
ほとんどの方が経験があるかと思います。
(例えば、物を壊してしまったけど、
怒られるのが怖くて「壊していない」と嘘を言った、など。)
ただ、親の望むとおりにならないと罰があるような日常では、
子どもも、嘘をつくようになり、その自覚がなくなるのもわかる気がします。
そして、僕が一番心配するのは、親の期待に応えてばかりいると、
「自分の気持ちがわからなくなってなってしまうのではないか」ということです。
いつも、親の言うとおりにしていては、
自分の好きなこと、嫌いなこと、やりたいことは何なのか?
それを考える機会を失ってしまいます。考える前に親が答えを与えてしまうのですから。
僕が、最近したいと思うのは
子どもに「自分が何をしたいのか?何をしている時が幸せなのか?」
を見つけられるように導くことです。
かと言って、それは「君のしたいことはこれだよ」と
答えを教えるのではなく(例えそれが合っていたとしても)。
色んな選択肢を見せていくこと。
あくまで決めるのは子ども自身だと思っています。
ちなみに、現在3歳になる息子も、
僕が言っていない言葉を、
「お父さん、言ったでしょ」と言うときがあります。
息子はこれを嘘だとわかって言っているのか、
本気で思っているのか、もしくは僕の記憶喪失なのか
わかりませんが、この対談の話を心に留めておきたいと思います。
【こちらの記事もオススメ】

コメント